どうもこんにちは、LSS苗崎です。
本日は肌寒い風が吹き荒れていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

さて、朝起きるとTwitterのトレンドに「SMBC github」がありました。
三井住友銀行がオープンソース開発でも始めたんかな?と思いましたが、どうやらシステム内部のソースコードが無断で公開されたという趣旨でした。(29日10時時点で非公開)

そもそもGithubって何さ?
私は昔、友達とアプリ開発をした経験があるので、githubを利用したことがあります。
githubは、プログラムコードを管理できるツールで、知人や第3者にも共有できる機能を持っています。
問題は、設定により第3者もアクセス可能という点です。今回の事件を起こした方は、気付かず公開してしまったようです。

今回問題になったソースコードの具体的な内容は明かされていませんが、金融関係の
SMBCを利用している多くの方に不安をもたらした事件です。

今回の報道から見る技術者としての職業倫理
プログラムでも図面でも、製品・サービスに係る情報は顧客の不利益につながることがないように管理をしなければなりません。当然のように聞こえますが、元ソフトバンクの社員が競合他社に5G技術をリークした報道は記憶に新しいかと思います。(https://www.asahi.com/articles/ASP1D3CT4P1DUTIL00B.html)

抵触する法律としては、
・不正競争防止法:いわゆる産業スパイを取り締まる。5G事件が該当。
・著作権法:プログラムも著作物に当たる。著作権の管理者は契約により異なる。

刑事罰は懲役10年以下、1000万円以下の罰金が課せられます。


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今回の事件との関連性は明確ではないが、29日9時半ごろまでSMBCの株価は下落が起きました。

SNSやネットにアップする際は、改めて考え直す必要があるかもしれません。
今回取り上げた事件に関して、詳細な情報が明らかになり次第、改めて記事にします。

それでは、また。